ヴァグラム村のフリッチ

4軒目

2006年から

ビオディナミに転換の蔵です

新潟から

人気の「緑」

最後の入荷です

四合瓶は

年末までよく売れるので

たっぷり送ってもらいました

藤園中同窓会

一堂に会したのは

30年振り

僕は

ライオネル・りちお

と評判でした

似てなくもないか・・・

いつものタクシーは

今回、奥様の運転でした

宿から

15分

とうもろこし畑を

眺めながら

蔵に到着

モダンなデザインと

クラシカルなデザイン

ワイン造りもそうしている

とおっしゃってました

常連さんが

ワインをケース単位で

購入されてました

案内してくれたのは

モリッツさん

まず

蔵の裏手の

丘を登ります

「グリューナーが大好きなんス」

と言ったら

「ウチのアイデンティティ」だから

と喜んでおられました

これがウチの土壌だよ

ボロッと

取って

見せていただきました

ここは

中央ヨーロッパで一番広くレス(黄土)が

吹き積もった土地らしく

石灰岩を多く含み

これがワインが持つ個性や表現に繋がってゆく

らしいです

なるへそ

さらに

上ると

葡萄畑

この蔵の畑も

森と隣り合わせですね

あれ?

これ、粒がデカいですね

ああ、これはね

(と言って食べる)

一番端は

自分たちのデザート用だよ笑

(シャインマスカットみたいで美味しかったス)

所有は25ヘクタール

その30%がグリューナーだそうです

粒がきれいで

見るからに「健全な」葡萄でした

土は

こんな感じ

グリーンカバーは

オーストリアでは

当たり前のようです

畑から

一段下ったところに

葡萄搬入口

(穴が開いてるとこ)

収穫はすべて手摘み

(人の目でチェックするため)

健全な葡萄を

ここに流して

茎を取り除いて

下に

落とします

(そう、ここもグラビティフローです)

下に行くと

上から落ちてきた葡萄が

バルーン式圧搾機に入って

搾ってジュースを作って

天然酵母を使って

ステンレスタンクで発酵

シュールリー(澱と一緒に)

寝かせるそうです

さらに

下へ行くと

樽と甕(アンフォラ)があって

基本はステンレスですが

一部のワインに使ってるそうです

小部屋に入ると

畑に散布する

プレパラシオ(ビオディナミの調合剤)

がありました

カモミール

ノコギリソウ

イラクサ

カノコ草

プレパラシオン500番で使う

雌牛の角

牛糞を入れ

冬6か月土中に埋め

宇宙エネルギーを蓄える

角から取り出した糞を雨水で希釈

1時間正周り攪拌グルグル渦巻きを作って逆周り攪拌

水の中に宇宙空間を再現し

畑に散布する

壁には

バイオダイナミック農法の

ポイントが

たくさん貼ってありました

ルドルフ・シュタイナーが

提唱した

有機自然農法で

農薬を使わず

自然界の物と

天体の動きや動植物の相互作用を

組み合わせ

宇宙の力を

土壌に呼び込み

生命力のある農作物を作る方法です

現在

14のビオディナミワイナリーと

知識交換しながら

定期的に勉強会を開いているそうです

清潔な

ボトリングシステム

空調システム完備の

ストックヤード

蔵の見学が

終わって

テイスティングルームへ

各誌から

高い評価を

受けておられる

蔵です

Faisaff GUIDE(ファルスタッフ)は

オーストリアの「ミシュラン」

カウンターの

奥の

テーブルに

資料とグラスが

セットされてました

モリッツさんが

「一本一本」

開けくれます

まず

ヴァグラム

シュタインベルグ

モルダール

すべて

グリューナーヴェルトリーナー

地区の差を

利き酒

ひとつひとつの

特徴を教えていただきます

これは

初めて飲む

ローターヴェルトリーナー

ヴェルトリーナーの

親品種だそう

じゃんじゃん

開けてくれます

赤は

(ムフフな色合いですね)

ブラウフレンキッシュ

ピノノワール

ツヴァイゲルト

そして最後に

「これも好きなんじゃないか?」

と言われて

注いでくれたオレンジワイン

うんまいなあ!

と言うと

蔵で

エッグセメントタンクが

あったでしょう

あれで醸した

オレンジワインだよ

樽でも

醸してブレンドしてる

実験的なワインだよ

だから

ボトルも陶器を使っているんだ

オーストリアワインの

幅の広さに驚いた

90分の

テイスティングでした

最後に

温度管理について質問すると

「一番問題なのは、絶対温度ではなく振動と急激な温度変化だよ」

との答えでした

モリッツさん

お世話になりましたー!

ここにも

酒石が飾ってあった

帰りも

E220dタクシー

晴れ間が見えて

宿のお庭で

のんびり

今回の訪問は

ランチが無かった&

あまり飲まずにペーペーしたので

酔っぱらいませんでした

(泳ぎもしなかった)

なぜなら

夜は

グラーフェネック音楽祭

だったから

夕方5時

になり

自転車で

宿を出発

60分走ると

(ナンシー、ドレス姿で頑張ります)

グラーフェネック

に到着

お城がある

素敵な街で

コンサートが催されます

裏口に

自転車止めて

正門から

入場すると

グラーフェネック城が

見えました


うーん

ちれーなお城ですねー

うーん

かっちょいいー野外劇場ですねー

しかし

小雨が降ってきて

室内会場となりました

パンフレットに

日の丸?

みると

佐渡裕さん

現在は

ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団

の首席指揮者だそうです

会場

曲目は

ラヴェル

シベリウス

ヴェートーヴェン

地元の人は一杯飲みながら

余韻に浸る

僕らは

雨の中

自転車こぎながら

余韻に浸る


いい夜でした

木村屋酒店|熊本市新町にある酒屋

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