ポルトガル訪問記 その2 CALEM
訪問一軒目
カレム
飛行機遅延60分
アポ時間に遅れたので
「Bolt ボルト」で
クルマを手配
3分で来てくれる
ルノーの電気自動車
新型 ゾエ
坂道が多いポルト
徒歩30分
クルマだと8分
ドン・ルイス一世橋を
渡って
ポートワインのワイナリーが
建ち並ぶガイヤ地区
(手前のレンガ屋根1/3がワイナリー)
ドン・ルイス1世橋から
見ると、このあたり
75分遅れて
ワイナリー到着
早速
御担当のオリビアさんに
蔵の内部を見せていただき
ポートワインの概要を説明いただく
カレムは「唯一のポルトガル人所有」のワイナリー
イギリスなど外国資本が多い中ポート業界で
150年間地元資本で経営してきた老舗らしい
看板商品は樽熟期間の長い
「コルヘイタ」Colheita
7年以上の樽熟成の後
澱引きし瓶詰めしたタウニー・ポートの名称とのこと
すぐにボトリングする「ルビー」とは造り方も色調や味わいも大きく違う
チョコレートのような銅褐色が特徴
味わいも紅茶やタバコの熟成酒の味わいが魅力
だそうです
ポートワインは
下から
ルビー
タウニー
レゼルヴァ
コルヘイタ
10年、20年、30年、40年
ヴィンテージに、ランク付け
ブドウの品種は
トゥリガ・ナショナル
ティンタ・ロリス
ティンタ・バローカ
ティント・カン
トゥリガ・フランカ
畑は
車で1時間のドウロ地区北部にあり
全て手摘みで収穫されたブドウを使用
石造りのタンクで発酵後
2年間オーク樽で熟成させ
瓶詰め後セラーで更に熟成
ヴィンテージを飲むときは
何十年間も瓶内で成長するので
抜栓の数時間前から瓶を立てて澱を沈め
デカンティングしてほしいとのこと
食後酒として味の濃いチーズやチョコレートと合わせると吉
樽は古いものだと100年以上使うので
こんな漏れも出てくるらしく
補修しながら使っていくそうです
テイスティングは
次のアポがあるので
残念ながら割愛
蔵の前のドウロ川
出来上がったポートワインをこんな小舟に乗せて
河口まで行って大きな船に積み替えて
大顧客であるイギリスに運んでいたそうです
ポートワインは
海を長い期間かけて運んでいくうちに劣化してしまうワインの品質を保つため
ワイン発酵途中にブランデーを添加することで
発酵は途中で止まり糖分がアルコールに残り
甘くなるワケです
時間が押して
60分の滞在となったカレムでしたが
丁寧にポートワインの基礎を教えて頂きました
感謝
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