Casa Vinicola Casetta・Nicolello
当主
エルネストさん
カーサ・ヴィニコーラ・カゼッタ・ニコレッロ
1900年初頭
ロエロ地区
ヴェッツァ・ダルバの丘陵地に
ワイナリー設立
畑は
ロエロ地区
バローロ村
バルバレスコ
トレイゾ村の
3か所
標高200~400m
の
南向き斜面に
広がる畑を
合計27ヘクタール所有
土壌は
マール(泥灰質)
ライムストーン石灰岩
粘土質
オーガニックの認定を受けた
有機肥料のみを使用
収穫、摘果、剪定、除草
すべて手作業
買いブドウは無いそうで
すべて自社畑
(ネッビオーロの葡萄)
The Green Experienceに参加
(グリーンエクスペリエンスは、革新的かつ、自然にやさしい方法で畑の管理を行い、花粉を受粉してくれる昆虫たちを畑に放ったり、ハーブや花を畑に植えたり、鳥が巣を作りやすい環境を作るなどの活動を行う)
2023年は
収量が減ったものの
グレイトヴィンテージだそう
(除草剤不使用のグリーンカーペット)
畑見学が終わって
蔵に到着
左が、カゼッタ
右が、ニコレッロ
(輸出国やインポーター別にエチケットを変えているだけで、中身は同じだそうです)
木村屋酒店も定番で販売させて頂いてまして
お客様からリピートがあるんですよ
でも
ピエモンテ州の熟成された年代物ワインは
高額なものが多いですよね?
こちらは常に
良心的な価格なばかりですが
その理由はなんですか?
(訪問するまで、買い葡萄・機械摘み・etc、生産効率のよい蔵と思っていた)
「うーん、美味しく熟成されたものを、よりよい価格で飲んでほしいからかなあ、あはは」
清潔な
(地酒も地焼酎も、どの蔵人も口を揃えて「一番重要な点」とおっしゃる)
蔵の内部
10基のステンレスタンク
最新の
温度調整式
(かけるところには、コストをしっかりかけておられました)
一方
昔ながらの
コンクリートタンクも
現役
口当たりの柔らかさが増す上に、旨味や複雑味を増す効果を得られる
そうです
一次発酵を終えた
ワインは
地下に移動されて
この様々な
大樽にて
熟成されます
正に
ピエモンテ州の伝統
古いものは
70年~80年
大きさは
1000リットル~5200リットル
バローロは
36か月熟成させて
さらに
ステンレスタンクで
30か月熟成させるそうです
畑の区画によっては
小樽でも熟成させて
大樽のものと
ブレンドするとのこと
右、5200リットル
左、1000リットル
上級ワイン
2021年
バローロ ラ・セッラ
熟成中
48か月~72か月の
熟成が終わると
瓶詰めして
このように瓶熟成に入ります
バローロ 2011年
バローロ 1999年
バルバレスコ 1986年
フツーに
販売するそうです
膨大な
古酒のストックでした
醸造担当(ワインメーカー)
のミケーレさん登場
ん?
エルネストさんの手に
一本のストックワインが・・・
今から飲みましょう
げなよ(嬉)
見学終わって
テイスティングルームへ
移動
1982年までは
このエチケットだったそうです
(このデザイン、かっこよいなあ)
準備が
できると
カーラさんが
1本目を開けてくれる
ロエロ アルネイス ヴィーニャ・ポディオ ¥3630
発酵は、ステンレスタンク
熟成は、オーク樽熟成 12カ月(225L、新樽比率50%)
瓶熟成6カ月以上
ペラヴェルガ・コッリーネ・サルッツェージ 取扱無し
初めて飲んだ ペラヴェルガ100%
発酵は、ステンレスタンク
熟成も、ステンレスタンク6カ月後、瓶熟成を6カ月
フレッシュで、スムースで
美味しですねえ、と感想を言うと
ペラヴェルガは
今ではほとんど栽培されていない葡萄品種で、1500年代はピエモンテでよく栽培されていたけど、ネッビオーロに押されて衰退したらしく、それを復活させたんだよ
と、この葡萄の想いを情熱的に伺いました
次は
エルネストさん自ら
開けていただいた
バローロ 2013年 ¥6160
醗酵は、ステンレスタンクで主発酵ののちMFL醗酵
熟成は、5200リットルのオーク樽で40カ月、その後ステンレスタンクで44カ月
その後、24か月瓶熟成
色合いがいいですよね
縁には熟成からみられるオレンジっぽい色に
深みのあるガーネット色
タンニンが綺麗で
ややフレッシュさも残っており
なんといっても余韻が長い
ペロリ
こちらは
バローロ 上級のリゼルバ 2009年 ¥10120
英国 デキャンター誌
ベストバローロ賞 プラチナ95点
獲得したそうです
醗酵は、ステンレスタンクで主発酵ののちMFL醗酵
熟成は、5200リットルのオーク樽で48カ月、その後ステンレスタンクで48カ月
その後、36か月瓶熟成
和やかに
テイスティングも進んで
ちょっと
酔いが回ったところで
日本からの
お土産をお渡し
私たちからもプレゼントだよ、と
先程飲んだバローロ 上級のリゼルバ 2009年
と
ペラヴェルガ・コッリーネ・サルッツェージ を
頂いたので
記念に2本とも
サインを頂く
もちろん
ミケーレさんにも
みなさま
たいへん大変お世話になりました
そして
ありがとうございました
森があって畑があって
アルバは、ほんとに
いいとこだったなあ
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