Paul Ginglinger ポール・ジャングランジェ

当主の

ミッシェルさん

1610年創業の老舗です

ドメーヌのあるエギスハイム村は

「フランスの最も美しい村」の一つにも数えられる有数の美観地区

その村の中心部から

徒歩3分のところに

蔵はありました

お父様が

ミッシェルさんに

「日本へ発送するワインのエチケット貼りをするよ」

と確認されて

日本向けのワインに

エチケット貼りをしておられました

家内制手工業

新商品

オレンジワイン

(英語圏では、amber wineアンバーワイン)

オーガニック栽培の白ブドウを

果皮ごと漬け込みマセラシオン(醸し)

輸出中の品質を保持するために

酸化防止剤を瓶詰め時にちょっぴり添加するだけの

ナチュールワインだそうで

味わいも全く違う事から

エチケットも従来のクラシックなものから

変更したそうです

amber wineが、好きなナンシー

熱心に説明を聞いてました

僕らが

1時間も遅刻したのに

「時間はあるから、気にしなくていいよ」

「じゃあ飲もうか」と

最初にクレマンを開けてくれました

シャルドネ100%

リキュールを添加なしのノンドゼ(Non dosage)

アルザスのレストランにオンリストされているのを

2回ほど見かけたことのある日本未輸入の泡

次に

スタンダートなリースリングを

2本試飲した後に

区画図の解説を聞きながら

黄色→特級畑ペルシベルグ

紫色→特級畑アイヒベルグ

赤色→自社区画

特級畑グランクリュ ペルシベルグ

飲み比べ

Ortel Vieilles Vignes

オーテル ヴィエイユ・ヴィーニュ

フルーティーな表現力(ピーチ、柑橘系の果物、エキゾチックな果物)と力強い構造が混ざり合った辛口。きめの細かい土壌がもたらすエレガンスと、石灰岩がもたらす構成の豊かさがあうそうです

グラン クリュの北側。ドッガー (黄色の卵状石灰岩) とムシェルカルク (硬い灰色がかった石灰岩) からの多数の小石を含む石灰岩土壌の 2 つの区画から生まれます。

HERTACKER ヘルタッカー

エキゾチックなフルーツの豊かなブーケ、魅力的で歯ごたえのあるバランス、透明感のあるフィニッシュを生み出します。

Grand Cru Pfersigberg の南端に位置し、標高が高く、砂岩のがれきが豊富で真南に面した粘土質の基盤にあります。

「ペルシベルグ」のグラン・クリュは東南東に面してるんだけど

日当たりがよい立地なんだ

この斜面の地中は石灰質土壌が入り組み、灰色で硬質の石灰岩、岩盤が見られるそうで

土地質は、泥質の多い粘土が表面を覆っているため、湿気が多く熱を吸収するから

ブドウは早く熟することが多くて、ピノ・グリ、ゲヴュルツ、ミュスカ、リースリングにも向いていて、芳醇でかつエレガントで繊細なワインができてキャラクターの強いワインに仕上がるとのことでした

続いて

Alsace Grand Cru Gewurztraminer Pfersigberg

アルザス グラン・クリュ ゲヴュルツトラミネール ペルシベルグ

同じ特級畑ペルシベルグの

葡萄違い

ゲヴュルツトラミネールです

ボリューム感とエレガントな味わいを兼ね備えた

やや甘口のワイン

ライチや熟したリンゴを想わせる繊細で複雑な香り

アルザスでは、上品な食前酒としてマカロンや上質なロックフォール、マンステールと合わせたり、エスニック料理などとも相性がよいそうです

2017年ヴィンテージは

有力専門誌「Decanter デカンター」で

13,000本中、トップの20本に選ばれたそうです

すごいですね

Alsace Grand Cru Riesling Eichberg

アルザス グラン・クリュ リースリング アイヒベルグ

真南に面した壮大な場所にある単一の区画。砂岩のがれきが点在する泥灰土のテロワールで一番パワフルなリースリング。

ただし、熟成が必要なため数年待つことをお勧めするとおっしゃってました

試飲終わって

(すべてオーガニックの認証ユーロリーフがバックラベルについています)

地下のカーヴへ

伝統的な

アルザスのフードル(大樽)

醸造の目的は、テロワールをボトルに調和させることで

酸化現象を避けるために

粉砕やポンピングは行わない重力アプローチ(上から下へ移動させる)を用いて

果汁を最適に選択するため、長くて穏やかな空気圧プレスを使い

澱とともに古樽での熟成

ワインは澱の上で休ませることによって洗練され力強くなっていきます

いわゆるPieceピエス

228Lの小樽も使うそうですが

以前働いていたジュブレシャンベルタンの巨匠

アルマンルソーから

毎年分けてもらうそうです


フードルに付着した

酒石

暖炉

日本からの

お土産

日本には

輸出していないという

ゲヴュルツトラミネールを

お土産に頂きました

BIO蔵らしく

車は、TESLAテスラ

フランスでは、徐々に電気自動車が増えてるよ

と言われてました

駆け足の訪問でしたが

優しさ溢れるミッシェルさんとお会いできて本当によかった

人柄がワインに出てるなー、とナンシー言ってました

ちなみに

特級畑ペルシベルグは

リースリング、ゲヴュルツトラミネールともに

木村屋酒店で¥5500(2019年ヴィンテージ)

買うなら今です


木村屋酒店|熊本市新町にある酒屋

熊本市中央区新町2-12-31 | TEL 096-352-0835 | 営業時間 AM10:00 ~ PM7:00 | 定休日 水曜日・木曜日