CHRISTOPHER BARTH クリストファー・バート
ドイツ
ラインヘッセン州
アルツェイ村
最初に案内された
母屋は
見慣れている
エチケットの
デザインでした
いま
ここに引っ越そうと思って
自分で(DIY)リフォームしてるんだよ
お母さま
よく来たわねえ!
と
着物に感激されて
歓迎いただき
まず
母屋の隣
醸造場を
見せてもらう
2002年の
醸造も
終わって
今は
熟成中だよ
畑から
戻ってきて
あとで
バレルサンプルを
飲ませるからね
樽の中の
温度変化を
定期的に
記載してるそうです
小樽
中樽
ステンレスを
品種によって
使い分け
オーガニック蔵らしく
畑には電動カートで
行く事が多いそうです
畑に移動
アルツァイ村は
ラインヘッセンの南西に位置しており
ラインヘッセンでよく見られるレス土壌や
石灰岩土壌に加え
「メラフュール」(黒ヒン岩)という
火山性土壌が存在するるらしく
(一番わかりやすかった断面)
この痩せた土壌はブドウ樹の成長速度を抑えて
実がとても小さくなり
凝縮感と強調されたアロマがある
ワインができるそう
また
この火山性土壌と砂質及び石灰岩土壌の影響で
強いミネラルのニュアンスも出るらしいです
クリストファーが所有する主な畑は
アルツァイの西側にある区画「アルツァイァー・ローテンフェルツ」
斜面になっている畑の下部には
レス土壌がありピノ系品種が植えられ
(この丘は、戦時中の見張り台だったそう)
メラフュール(黒ヒン岩)が
存在する区画には
リースリング
村の西側には
巨大な石灰岩の岩盤の上に広がる
「ローマーベルグ」という畑があり
ここではリースリングと
シュペートブルグンダーが植えられてました
アルツァイの
西側にある村ワインハイムでは
泥灰土や赤土の上で
シルヴァーナーを栽培しているそうです
聞き違いと思うけど
「不耕起栽培」?
試しているとか
試したいとか
蔵へ戻って
2022年
仕込んだばかりの
タンクから
試飲
今回のナンシーは
片手に
スピッティング用バケツを
しっかり
シュペートブルグンダーは
(ドイツのピノノワール)
ナチュール生産者に多い
ブドウのアルコール醗酵から二酸化炭素を得る
セミ・マセラシオン・カルボニック醸造
①タンクに全房のままブドウを入れてフタをして
②自重でつぶれたブドウがアルコール発酵
③出てきた二酸化炭素ガスがタンク内を満たした状態で醸造するので
ボージョレーみたいな
フレッシュな香りと
渋みが少ないのにやや濃いめの色合いを
兼ね備えたワインができるそうです
その他
アンフォラ(素焼き土甕)からインスピレーションを
受けてビンで発酵させる方法もチャレンジしてるそうですが
「5回に4回は失敗だよ」
とのこと
バレル試飲が
終わって
お母さまがシルヴァーナの酵母で焼いたパン
と
自家農園製のサラダ
を
お庭で
食べながら
2019年
と
2021年
ヴィンテージを
ゆっくりとテイスティング
白は
上品なパインや白桃など
柔らかい南国系果実の香りが
立ち上り
滑らかな舌触りで
気が付いたら一本空けていた
というタイプ
この2本の
比較が
この日のハイライト
シルヴァーナ Silvaner 2020
と
フルーア(シルヴァーナ) Fluhr Silvaner 2019
マール土壌の区画
果皮と果梗を付けたまま
14日間低温マセレーション
オークの古樽で発酵
醸造過程及び瓶詰め時に
SO2は無添加
2019年は
旨みしっかり凝縮感
2020年は
スッキリクリアなスイスイ系
バックラベルを見ると
アルコール度数は
2019年は
なんと10%
つまり
葡萄が持っている
本来の旨みを引き出せば
アルコール度数が低くても
味わいはボケない
ということを伝えたかったんだよ
とおっしゃってました
楽しい会食も
帰りの列車の時間が迫ってて
(逃すと3時間も待つことになる)
アルツァイ駅まで
送って頂く
(VWトゥアレグでした)
約束するよ
日本に行ったら
また会おうぜ
と言ってくれた
ナイスガイな
クリストファーでした
クリス、沢山時間を取ってくれて
ほんとうにありがとう!
0コメント